2016年10月1日土曜日

旅情とファーストクラス。の巻。

旅情。

それは大人になっても忘れたくない、
旅をする上での大事な感覚のひとつ。




日々研ぎ澄まされて、
世界を感じるたびに更新される、新しい感覚。


あと、他に大切にしてる感覚ってなんだろう。



お酒は呑んでも一日一本(+α)まで。



とか。



いつでもわっしょい。



とか。



いい夢みろよ!




とかだよね、たぶん。
この寝相で寝れる犬は、きっとインドだけ。

そんな今回!
インドを旅するバックパッカーの皆様を(勝手に)代表しまして、
あの高級クラスの列車に潜入してきました!




思い返せば、
鬼のインド鉄道さんオススメ、伝説のジェネラルに乗ってみたよ!の巻。
で感じた、インド一安くてカオスな列車。



ジャイサルさんとメールさんの運命的な出逢い、それは一つの街を創った!の巻。
何度も乗ってきたはずなのに、
スリーパークラスの乗車率に引いたあの頃。



ムンバイに着い…たけど試練はここからかよ!の巻。
3Aのラージダニエクスプレスという、
ご飯にお茶に新聞に朝ごはんと言う至れり尽くせりの列車に乗ったり。



人って何時間ぐらい寝れるのかな?の巻。
何の不満もない2A。
21時間なんてあっという間だった、あの感動。



そうです。
そうなんです。


私、1A(通称ファースト)に乗った事がないんです。
いや、むしろほとんどのインドのバックパッカーが乗ったことがない。と言った方が正しいと思います。


そのファーストクラスのお値段。
旅人御用達、スリーパークラスの


10倍のお値段です。



プリーからコルカタまでのスリーパークラスが約300ルピー。
同じ路線のファーストクラスは2500ルピーですってよ!ひゃほう!
今回はそんなクレイジーな高級クラスに挑んで来ましたよ。うふふふふふ。
いつもより気持ち、優雅な気分でご覧くださいませ。




いざ、尋常に。




まず色がゴージャス。
別にファーストが特別じゃなくて、
今回の列車、全部がこの色みたいです。




今回の列車はこれ。
ファーストのお客様を見つめる羨望の眼差しを感じるッ!
まあ、気のせいですけどね。






ファーストの隣に接続されたパントリー車両。
大きなお鍋は今日の晩ごはんかなあ、じゅるり。
同じファーストでも、
ご飯あり
ご飯なし
の場合があるみたい。
乗る方は予約の時に確認する事をオススメします。




ファースト内部に無事、潜入。

「隊長、なにかいい匂いがします!」

「ふうううむ、気のせいだ。」

通路右側が個室になっており、
左側にカーテン付きの窓、
個室の数は4つか5つ。
ちなみにこの車両、

他のお客さんゼロ。

初ファーストで、起きる貸切ミラクル。
そして、いざ。






こ、これが憧れのファースト…!!

思っていたより結構ショボイかも。
でもソファはクッション性もちょっと高い気がするし、
背もたれがベッドになるんだけど、
その幅は普通の寝台より広いスペース。


他にも、







トイレの空きサインとか、
個室ドアの鍵、
毛布と枕もちょっとグレードアップしてる、
気がする…うん。気がするね。
ネットでチラッと見たら、

トイレ付き
シャワー付き
洗面台付き

って個室の情報があったんだけど、
最新車両はそうなのかな?





まあ、まあね!
ご飯が来るはずだからご飯に期待しちゃおう!
すると、



まずは水が来まして、




ウェルカムスープですかね、これは。
ポタージュっぽくてうめぇぇええ!!



この時にご飯は何時がいいか、
ベジとノンベジ、どっちがいいか聞かれる。

咄嗟に値段が高い方のノンベジを頼むバックパッカーの悲しい性。

しばらくすると、




ご飯きたーーーー!!!


見てください。
ここはあの、インド鉄道の列車の中。
いつものアルミの容器ではなく、
皿です、陶器の真っ白な皿に盛られたディナーが目の前に。


ご飯の横の金色の包みの中には




ホカホカのチャパティ。




ちゃんとデザートとヨーグルトまで付いてます。


お味はなんと言えばいいのでしょうか。
日本で食べる、ちょっと高いホテルのチキンカレーの味がしました。
色々なスパイスを荒々しく使うよりも、
方向性の近いスパイスで作るクセの少ないカレー。
お上品なお味がします。荒々しい味の方が好きだけど。




お食事を優雅に済ませてボーッとしていると、
係の人が片付けてくれます。
その後は特になにもなさそうだったので、
自分でシーツを敷いて、寝る準備。
これもネットで見てるとベッドメイクもしてくれるって書いてあった気が…。



寝る前に気付く、





ナイスギミック!
インド人ってこういうの本当に好きだよね。




そして気がつけば朝。
終点シアルダー駅に到着。
僕は夢を見ていたんだろうか、
インド鉄道でこんなに熟睡した事があっただろうか。
名残惜しさをシーツに忍ばせて。
僕は街へと歩き出す、でも一言いいたい。


サービスと車両に差がありすぎやろ、ファースト!


皆様も夢と希望とロマンを胸にご利用ください。
いやー、でも一度は乗るといいですよ、ほんとに。
ほいじゃばね〜


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