2016年9月19日月曜日

鬼のインド鉄道さんオススメ、伝説のジェネラルに挑んでみたよ!の巻。

私が知っている笑顔のインド鉄道さんは、
電車のランクをこんな風に区別していました。


1A  一等寝台  エアコン付き個室

2A  二等寝台  エアコン付き二段ベッド

3A  三等寝台  エアコン付き三段ベッド

SL  寝台  エアコン無し三段ベッド


こんな風に優しい笑顔のインド鉄道さんは案内してくれてたんですね。



これが私の知っている全てだよ、とでも言うかのように。



しかし、実はこの他にもジェネラルと言うクラスが存在します。



「ジェネラル?おう、乗れるだけ乗っちまえ!!」



ジェネラルの事になると、
鬼のインド鉄道さんが降臨されます。



そんなジェネラルクラス。



予約、不要!


定員、無制限!


乗りたい奴はしがみつけ!!



よくインドの電車で人が溢れそうになってる写真、あるでしょ?
要はあれです、アレ。



ちゃんと落ちないで乗れるのかなあ…
とりあえずチケットを買って、
ホームで待機。
近くのおっちゃんに聞くともうすぐ電車が来るらしい。


しばらく待ってると、どこからか汽笛の音がする。
お、来たのかな、電車。




はて…??



ええと、ジェネラルは車両も特別なのかしら…
ついでに脱線してるけど、大丈夫なのかしら…



見れば見るほど、






走る為に、俺はここへ来た。

感が半端ないぜ!ジェネラル(牛)!!



スタンバイ中の彼はしばらく、
このままの姿勢で眠ったあと、
日陰で誰かの荷物のバナナをむさぼり始める。


一連のジェネラル(牛)を見てて、思うことはひとつ。


このジェネラル(牛)、どこから入ったの?


鬼のインド鉄道七不思議ですね、多分。




ジェネラル(牛)もどうやら別路線に無事出発したようで、
この辺りで電車が遅れてるとみんな言い始める。
チケットを見てみると、


印刷うっす!
確かに遅れてるみたい。
ちなみにバラナシ-ガヤ間のジェネラルのお値段、


80ルピー。(約120円)


バカ安です。
4時間ちょっと、200キロぐらいの距離なんですが、
水のペットボトル4本の値段と一緒です。



しかし待つのも暇だし、


揚げたチャパティとポテトのカレー15ルピー。
安っぽい箱に入ってるんだけど、
これがなかなかどうして美味しい。


アイス(30ルピー)を食べたり、


バラナシからムンバイまでの、
地獄のような電車を発見したり。
ムンバイまでデリーから18時間ぐらいだったっけ?
バラナシからデリーまで12時間だから、
この暑い中30時間ですかそうですか…
ここでもしっかりジェネラルは健在です。
そんな仲間達を見送りつつ、早2時間経過。





やっと電車到着!
電車が止まらないうちからみんな乗り込み始める、
ジェネラルプロの先輩方。
私も遅ればせながら車内へ。



こ、これはァァッ!


素晴らしい香りと、素敵な乗車率。

車内の熱風はもはや謎の気品が漂うレベル。



この香りはなんだろ、
汗と、ご飯と、えーと色々だね、色々!
謎成分たっぷりの危険なスメルが立ちこめる車内。



そして暑い。ファンがあるんだけど、
外気温と、狂った乗車率の人の熱気をかき回すだけ。
私は上の荷台なので、暑さもやばい。
しばらく乗っていると人が少なくなってくる。




人間の順応性ってすごいもので、
10分もすればすっかり慣れっこ。
いやー、でも暑いしなあ。
もう一回乗る?って言われたらやっぱり断りたいかなあ。
乗る方は短い距離でお試しするのがオススメです。



そんな鬼のインド鉄道さんも乗り越え、
到着しましたブッダガヤ!4年ぶり!




4年前に仲良くなったラカンと一緒にご飯を食べに行く。
ブッダガヤのトゥクパ、北の方のトゥクパよりちょっとスパイシーかな~



ブッダガヤ、ちょっと賑やかになったなあって言うのと、
今年の4月からビハール州はお酒が完全に禁止になったみたいです。
4年前もブッダガヤの外れの酒屋でビール買ったけど、


忘れもしない、ビール一本375ルピー。


デリーの4倍でしたね、恐ろしい。
そしてその酒屋も今年の4月に潰れたっていう切なさ。
色々と進化してますねえ。
4年前の記事はこちらの過去旅編、
インド、それはあれだよミラクルだよ。の巻。
にあります。ブッダガヤ編までまだ書いてないけど。
さーて、次回はブッダガヤでだらだらするお話です。
ほいじゃばね~


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