2016年8月23日火曜日

僕らは夜通し話をした結果、おとなしくヒッチハイクをする事にした。の巻。

山って、不思議ですねぇ。
ローカルバスで完全に尻が限界かと思ったら、
次の日はヒッチハイクで行こうとしてる不思議。
雄大な自然の力が、オラの尻に元気をくれる。
一体、何が起きたんでしょうかね。
全ての理由はこの人、Yさんのせい。
写真載せていいか聞くの忘れてたから、
イメージ映像でご想像ください。


Yさん。
多趣味で旅好きでとても面白い人です。
初めて会ったのはレーの宿。
マナリからレーまで、
チャリンコとヒッチハイクで来た強者。
それからレーを存分に楽しんで、
帰りもヒッチハイクでマナリに向かってる途中ですって。
ターリーを一緒に食べながら話をしていると、
ヒッチハイク話で盛り上がります。


「そもそも、なんでヒッチハイクなんかしてるんですか?」

「ん?楽しいから。」

「割と停まってくれます?」

「まあ、日によって10キロぐらい歩いたりもするけど、
それが旅なんじゃないかな


旅なんじゃないかな

旅なんじゃないかな

旅なんじゃないかな

「間違いなく、旅ですね!」

こんな流れで翌日のヒッチハイク決定。
やっぱり選択肢で選ぶのは楽しいほう。
インドで、いや、海外で初のヒッチハイク。

よおし、やるぞぉぉぉぉう!
期待を胸に軽やかに就寝。



翌朝5時。
キーロンからマナリに向かう道に私は立っていました。
狙うは、マナリ行きの乗用車!
未知の旅路が、今始まる…!


BGMは中島みゆきの地上の星。
ヒッチハイクワールドマッチ、デビュー戦です。


~デデンデンデンデン~


私の左手がゆるやかに天に向かう。


~デデンデンデンデン~


あ、先にそこに停まってるトラックに聞いてみよ。


~かぜのなかの…~


「マナリ?いいよ、乗ってけ!」


海外初のヒッチハイク、30秒で成功。
よろしくね、おっちゃん!
おっちゃんはレーからマナリ、シュリナーガルを行き来する運送屋さん。
朝のミーティングを30分ぐらいみんなでして、
いざ、マナリへ向けて出発!
20分後、早くもチャイ休憩。
ちなみに座席はトラックの運転席と助手席の間。
快適な旅だぜ!ひゃほう!
って思ってたら、途中でもう一人ヒッチハイク拾っちゃうおっちゃん達。
キャビン部分が4人はほんとギリギリです。
しかし、トラックから見る景色は眺めがいい。
道幅ギリギリでトラックとすれ違う。
おっちゃんの確かな腕がきらめく。


クラクションにも動じない、屈強な羊達。
そんな中、ヒッチハイク中のYさんに偶然再会したり、
ミラクルを感じながら進む道中。


尻が限界です。


4人乗っていると座り方は体育座りになります。
そして気がつくとキーロンを出発して約3時間ほど。


史上最大級の振動が私の尻を襲います。


もうね、車が通り過ぎて山道がぬかるんでるんですね。
それをトラック達がギリギリで行き来しつつ、
荒らした道の素敵なリズム。
いやー、未舗装の振動に耐え続けるだけの時間の長いこと。
この振動はほんとやばい、お尻が本当に切れてたレベルでやばいです。
結局、トータル7時間ほどでマナリに到着。
足が生まれたての子牛みたいになりながら、
バシスト村まで歩く私。
レーの高地で鍛えられた心肺機能はマナリの坂に息切れもしないレベルに強化されてます。
そして朝ごはん兼昼ごはん
を食べて、温泉に浸かって疲れを癒すのでした。
ローカルバスよりは…いいかな?
でも次は乗用車がいいな~。
バシストで温泉の日々を楽しみつつ、
次はダラムサラに向かいます。
ほいじゃばね~


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