2016年8月14日日曜日

いやいや、ここはインドじゃないでしょ。…いや、やっぱりインドでしたさーせん!の巻。

前回までのあらすじ。
ヌブラ渓谷に着いたってのに雨ばっかりで、
身動き取れなくてそんなに私がお嫌いですかデスキットさん。
あ、デスキットさんデレましたね。
朝の5時に起きた時は絶賛曇り空だったのに、
7時に外見たら快晴ですもんね。
思わず外に飛び出して、
目指すはデスキットゴンパ。



このデスキットゴンパがまたすごい所なんです。
ふもとから延々登った先の山の中腹に、
ドーン!です。
登ってる時は気がつかなかったんですが、
建物の裏側が崖になってまして、
激しい川の流れがゴンパに響いています。
ここに建てるのも大変だろうに、
手前の山に
30メートルぐらいのドーン!です。
山ばっかりの荒涼とした土地に、
突如として現れる巨大な金色の仏様。
ここは5年程前にダライ・ラマさんが式典を執り行った、
なにやら由緒ある場所らしいです。


なにここ、朝に来て良かった。
朝の光がとてもいい感じ。
そして観光客も朝だからあんまり居ない。
ただ、歩いて登るのは結構きついです。
歩いて登ってるのは予想通り私だけ。
ちゃんと車道もあるので、
車でお越しの方も安心です。
朝に来るのがほんとオススメ。


そんな山道を登り、
神々しい気持ちになれたなら。
あ、天国への階段ですか。
歩くなら水が本当に必須です。
案の定忘れてくる私。
ここを登りきらないとゴンパに行けません。
祈りを捧げる前に召されそうです。
なんとか階段を登りきり、ひといき。
うん、分かってたけど、
ここからも登るよね。
ここまで車で来た連中がどんどん追い抜いていきます。
ふふ、勝ち負けじゃあ、ないよね。
悟りの境地に近付きながら、ゴンパ中心部へ。




ここのゴンパは空に浮かんでるみたいです。
なんて言うんだろ、多分疲れでハイになってたんですかね。
風が気持ち良くて、雲の流れが早い。
すうっとゴンパごと飛んで行きそうな感覚になります。

あーうん、ここ好きだわ。
うまく言えないけど、とても波長が合う感じがします。
とっても静かな中に一人。
座ってなかなか立てないのは疲れだけじゃないと思いたい。
あとはまた同じ道を通って下界に帰るだけ。



おじいちゃん達がゴンパに向けて歩いてるとこ。
さっき私がぜーぜー言いながら登った道を、
この人達は当たり前のように歩いてる。
何年、何十年も繰り返してきた事。
彼らの背中から何かが伝わってきます。



ふー、デスキットゴンパ、大満足。
さーて、今日はどこに向かおうかな。
そう言えばシェアジープの兄ちゃん達が、
トゥルトゥク村ってすごいプッシュしてたなあ。
宿の兄ちゃんにトゥルトゥク村への行き方を聞くと、

「12時ちょうどにバスが出るぜ!」

とのこと。
じゃあそれに乗って行こうかな。
全くどんな所か知らんけど。



今回のバスはこんなバス。
マツダなのかpumaなのかどっちなんでしょうね。
お昼にチョーメン食べたり時間を潰すも、
発車する気配が一ミリもない。
まあ、そのうち出発するっしょ。



そしてバスの座席で爆睡。
すると
「そこ、俺が予約してる席だよ」
って言ってくるおっちゃんが現れる。
おっちゃんに発車時間を聞くと
「14時30分発だぜ!」
うん、インド時間って久しぶりに体感したよね。
そのうち人が増えてきて大体時間通りに出発。
人も物もアホみたいに積んでバスは進みます。



走ること20分、悲劇が起こります。
バスの中は満員、それでもバスは客を乗せ続けます。
乗ってきたある客が私に向かってこう言います。

「そこ、私が予約してる席です。」

予約の紙を見せながら言う男。
というかどこで予約すんだよこのバス。
仕方ないから立ち上がるけど、
通路に立てるスペースすらない。
あとになってあんまり暇だから数えたんですが、
あの大きさのバスに、
60人以上乗ってました。
ここがインドって事を思い出した瞬間。
あんまり人が多すぎて、
写真も撮れない。
ただ耐えるだけの4時間。
トゥルトゥク村までのローカルバス、
まじでおすすめしません。
行く方は予約して行ってね、
どこで予約するかわかんないけど。
バス料金100ルピー。



埃と排気ガスと乾燥で頭がボンヤリしてきた頃、
トゥルトゥク村に到着。
ここはパキスタン国境まで10キロほど。
現在インド国内で外国人が来れる最北の村です。
とりあえず宿を探そう、と。
今日のおしゃれポイントが鶏のお兄ちゃんに聞いてみよう。
トゥルトゥク村のゲストハウスはめっちゃ高くて、
一番安くて1400ルピー程するそう。
高いなートゥルトゥク村。
するとお兄ちゃん、ホームステイを勧めてくる。
一泊400ルピー。


とりあえず部屋を見せてもらおうってことで、
教えてもらったバルティホームステイへ。
いえーい!
道中写真を撮りながら登って行きます。

あら、いいじゃない。
宿のおっちゃんも面白いし、
何より家族がめっちゃいっぱい。
16人家族なんですって。
小学校低学年ぐらいの子供達に
全力で遊ばれる私。
そうこうするうちにご飯の時間。
ご飯は食べ放題ダルバール。
ご飯にダルと言う豆のスープ。
サブジという香辛料と野菜の炒めもの。
あとはチャパティとお茶。
めっちゃ美味しい。
お客さんはインド人の二人組と、
韓国人の二人組だけ。
適当な英語と適当な会話でめちゃんこ盛り上がり、
その流れで星空撮影。
宿の屋上でポンって撮ったのがこれ。
ちゃんと条件合わせたらどれだけ綺麗なんだろ。
バスは最低だったけど、
トゥルトゥク村、いいじゃない。
次の日もトゥルトゥク村を探検しまくります。
次回、「国境を乗り越えろ!輝く緑と山の鼓動でワッショイ!の巻」
お楽しみに。
そいじゃばね~



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