今日はいよいよパンゴン湖という4200メートルの標高に位置する湖に一泊してきます。
なので、時間差投稿で本日は4年前の初インド旅行のお話をしようと思います。
相変わらず画像はデリーなので、
戻ったら追加しときますね。
過去旅の最初の記事はこちら。インド、それはあれだよミラクルだよ。の巻。
前回の記事はこちら。決戦!悪徳業者のボスなんかにゃ負けないぜ!の巻。
悪徳業者のボスとのやりとりも無事に(?)終わり、
怪しげな運転手、KPとの珍道中が今始まる…!
2012年05月11日 インド1日目。
10日の午前中に日本を出て、
11日のam1:00にインドに到着。
悪徳業者に捕まって、
ホテルに着いたのがam4:00頃。
そして朝の7時に迎えに来る運転手。
そのままオフィスで悪徳業者のボスと行き先を交渉して、
ジャイプールと言う街を目指す所からスタート。
思い出すだけで濃い1日。
バタバタと、理解より先に色んな事が流れていきます。
そして運転手は昨夜ホテルまで送って、
今朝うちらを迎えに来たKPという男。
たぶん、いや絶対寝てない。
そんなKPと、デリーの隣の大都市ジャイプールに向けて、
車はひた走ります。
隣の大都市と言っても300キロ先。
KPの寝不足を心配するよりも、
私達は窓の外に釘付け。
明るくなってから見る、インド。
デリー郊外の大きなビル。
高速道路の網。
想像してたインドと全く違うじゃねーか!
と、思ったら。
高層ビルは一瞬でなくなり、
道路横は住宅地から草原、
高速道路もでこぼこ道に。
うん、これこれ。こっちが思ってたインド。
KPはおしゃべりな方ではなくて、
基本的に聞かれた事以外は
テンションが高い時しか喋らない奴です。
そんなKPが、こう言います。
「なあミスター、喉乾かないかい?」
「暑いし乾いてるよ、からからだよ!」
「なにが飲みたい?」
私とりちゃーど先生の目と目が合います。
「ビールが、飲みたいです。」
まだインドに到着してからの乾杯をしてなかったんですね。
晴れた午前中、初めての土地、怪しい運転手。
最高のシチュエーションで、
運転手の事なんて忘れて後部座席で派手に乾杯したい。
そんな気持ちをKPは汲んでくれます。
ほどなくして停まる車。
「ちょっと待ってろ」
と、言い残してどこかに消えるKP。
そして二本のビールをぶら下げて戻るKP。
「いくらだった?」
「お金はいいよ、プレゼントだ」
あれ?KPちょっといいやつ?
と思ったあなた、騙され指数80%です。
こうやってちょこちょこ恩を売って、
あとでドーン!です、気を付けて。
とは言え、この時KPの好感度が上がったのは事実。
そしてインド初めての乾杯。
銘柄はインドNo.1キングフィッシャー。
650ミリリットルで、ほぼ日本の大瓶サイズ。
アルコール度数8%のストロング仕様。
いただきます。乾杯。
うっっっっっめぇぇぇぇぇえええ!!!!
アルコールが入れば、
大体の事はそれでOK。
KPにリクエストしたインド音楽で、
車内はノリノリです。
インド音楽とインドの風景はそれだけで何かを語る。
流れる車窓はずっと見てても飽きない。
アルコール効果で少し緊張がほぐれた所で、
道端のドライブインみたいな所でご飯。
客は私達以外なし。
メニューを見る。
相変わらず相場がわかんねえ。
とりあえずインドに来たんだからカレーだ!
それぞれチキンカレーとライスを注文。
味は可もなく不可もなく。
うん、インドっぽいカレーだね。
そんな曖昧なカレーを食べて、さあお会計。
一人辺りお値段500ルピー(約850円)
まあ、超高級レストラン価格ですね、今思えば。
悪徳業者とレストランがグルになってて、
お客を連れてくればリベートが渡る仕組みになってたんですね。
物価が分からないっていやはや、怖いもんです。
とりあえずお腹も膨れた私達は再び車へ。
寝不足とアルコールと満腹感で眠くなってくる私達。
気がつくと車は市街地に入り、
ジャイプールという街を走っていました。
「あれがパレスだ」
「あれは風の宮殿だ」
と言うKPの説明にへぇーとしか言えない私達。
素晴らしいんだけど、KPの運転だと見えるのが一瞬。
ほどなくしてとあるホテルに到着。
そこでKPは私達に言います。
ホテルの辺りは治安が悪いから、
絶対に外に出るな。
何かあったらホテルの人に言えば俺が行くから、
俺を呼べ、いいな?わかったか?
ここで大人しくホテルから出ない辺り、素直な僕たちです。
ホテルはエアコン付きのダブルベッド、ホットシャワー付きのそこそこ良い部屋。
多分一泊2000ルピーしないぐらいかな。
そこで泥のように眠った次の日、
ジャイプールの底力を知ります。
次回「パレスの大きさと美しさとガイドのヤバさ、プライスレス!の巻。」
近日公開しまーす。
ほいじゃばね~
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