この写真はポカラかな？
お洒落な雰囲気、撮り手の優雅さがにじみ出てますね。
安定のティーバッグはご愛嬌。
標高も2000メートル程なのでダージリンにも似てるけど、
ダージリンほど寒くなくて、雨どーん！って降ったら晴れてくれる。(ダージリンはこんなとこ)
チベット料理が美味しくて、
チベットの亡命政府があるところ。
ここも詳しく書きたいけど、今回はアンナプルナのお話。
アンナプルナ。
ネパールのカトマンズから西へバスで7時間ほど、
ネパール第二の都市ポカラから、(ポカラはこちら)
天気がいいと綺麗に見える標高8000メートル級の山です。
今回4500メートルまで登るトレッキングを目的に来たのですが、
やはり雨季で視界ゼロ、足場も悪い。
コンディション最悪という事だったので今回は諦めました。
雨季だと山も全く見えなくて、
どこにアンナプルナがあるかもわからない。
おまけに雨が降るとすぐに土砂降り。
雲の流れが読みづらくて、いつ止むかもわからない。
なので勝手に
アンナプルナがちらっとでも見えたら私の勝ち。
という謎ルールで毎日山を見ては一喜一憂していました。
すると、
アンナプルナなのか自信薄だけど、たぶん見えた。
写真を撮ってしばらく、ぼーっとした後、
静かに手を合わせる私。
数年前にアンナプルナで雪崩があって、
友人がそこに巻き込まれました。
本当は近くに行って、どんな景色なのか、
どんな世界なのか見てみたかったけど、
今回は麓から見上げるだけ。
次は絶対リベンジしちゃる！
と、心に誓って再びインドへと向かうのでした。
アンナプルナへ向かって祈った夜、
私はインドへ戻るルートを決めかねていました。
せっかく東の果てのカカールビッタからネパールに入国したんだから、
どうせなら西の果てのマヘンドラナガルまで行って、
ネパール横断したいなあと。
それには二つ方法があって、
◎ローカルバスで行く方法
国境まで約20時間、途中で乗り換えが必要なパターンあり。
値段は1300ルピーぐらいだった気がする。うろ覚え。
当然エアコンなんて無し、ぎゅうぎゅう。
チケットの売り場が分かりづらい、確か出発はお昼過ぎだった気がする。
◎ツーリストバスで行く方法
正確に言うと国境行きじゃなくてデリー行きのバス。
なので国境を越えて一台のバスでデリーに行ける。
所要時間27時間、3500ルピー。
日によってエアコン付きかエアコン無しの便があるみたい。昼の12時出発。
の、二つの方法があります。
ローカルバスでゆっくり行って、
時間に追われずにゆっくり歩いて国境越えもいいなあ、
と思っていたんだけど、あんまりにも情報がない。
マヘンドラナガルからインドのハンバサに入国しても、
そこからのバスの本数が少なかったり、
ローカルで10時間かけてハリドワール行きとか。
じゃあ今回はツーリストバスでデリーにしようかな、
デリーで友達と待ち合わせもしてるし。
そう考えながらもルートを調べていたら、
ある旅人のブログにたどり着きます。
その旅人はマヘンドラナガルまでローカルバスで行ったあと、
ハンバサからハリドワールに抜けてナイニータールと言う湖がある高地に抜けていました。
写真を見ると、なんとも素晴らしいナイニータール。
素敵な写真がいっぱいだな～この旅人さん。
他の記事も見てみると、インドの宗教、歴史についてしっかり勉強してて、
なおかつ現地で生の風を感じ取ろうとしている、すごい旅人さんでした。
その後も見ていくと、予感がしてきます。
あれ？この旅人さん、知ってる人じゃない？
更に見ていくと、本人の写真もあります。
うん、良く似た人って可能性もあるよね。
ダメ押しで、一緒に富士山に登ったと思われる日付の記事を見てみます。
あ、やっぱ登ってる。一緒に登ってるよね富士山。
彼のご来光の写真は本当に素敵でした。
彼の名前はこーじ君。
彼と二回目に会った時は富士山への登山でした。
もー、高山病にかかるわ、ご来光渋滞あるわで大変だった富士登山でしたが、
すげー楽しかった事を思い出します。
あの時食べた山頂のサッポロ味噌ラーメンは本当に忘れられない美味しさ。
そして私が数時間前にアンナプルナに向けて祈った友人でもあります。
なんの因果か、祈りが届いたとか、奇跡とかそんな事を言うつもりはなくて、
とりあえず地獄のバス楽しんでこいや！
ってニヤッと笑って言われた気がしました。
その後はご存知の通りですが、
いやー、マヘンドラナガル通らないわ、41時間かかるわで散々でした。(地獄のバスはこちら)
まあ、またマヘンドラナガルは行けって事なんでしょうね。たぶん。
散歩に出るノリでふらっとインドに来た私。
初めて来た街で懐かしい友人に会えたお話。
ほいじゃばねー！
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