2016年6月25日土曜日

インドの洗礼、ってかやばくないのこれ。パート2

前回の記事はこちら
パート1は上のリンクからどうぞー




現在地はネパールです。
これはインドに初めて行った4年前のお話。
現在進行形で起こっている事じゃないから安心してね!
てなわけで前回までのあらすじ。


ビザと航空券もなんとか取れ、
インドに颯爽と乗り込んだ野郎2人に忍び寄る黒い影。
「父さん、妖気を感じます!」
「まあ、たばこでも吸って追い払おうぜ」
と言うところからスタート。



インドに行くにあたって、一つだけ調べてた事がありまして。
それは

深夜の空港に着いたら外に出ない。

と言う事。
理由はただひとつ、タクシーが目的地に行かないから。
そんなバカなことが起きるのがインド。
このお話は注意喚起も含め、当時の記憶をできるだけそのままに書くつもりです。
例によって長文でごめんなさいね。



まず空港に着いて、空港で夜を明かそうと思ったんですよ。
詳しくはこちらを参照
するとりっちー先生がこう言う訳です。

たばこが吸いたい。と。

しかし空港の中には喫煙ゾーンはない。
これ、空港の外に出るしかないんじゃね?
ここはじゃあやめよう!となりました。
理性的な私たち万歳ですね。



しかし飛行機の中で隣の席になったインド人が声をかけてくれます。
デリー市内に行くけど、一緒に行く?と。
インド人と一緒ならタクシーも変な所には連れて行けない…かな?
じゃあいってみっか!!
これがすべての始まりでした。



たばこを吸って適当なタクシーを捕まえてデリー市内へ。
空港から延びる道路は3車線で立派な道路でしたが、
何故か5車線になってます。
通常の車線の他に白線の上にも謎の車線ができているんですね。
そして車線変更の時も曲がるときもウィンカーなんて使わない。
全部クラクションです。なんて万能。
もうタクシーの運転がカルチャーショック過ぎて、
感動のあまり涙を流したのはいい思い出。




快適なドライブは暗がりの中のオフィスの前で終わりを告げました。
同行したインド人はここで予約できるよ、と。
あ、同じホテルにいくんじゃないんだ。
で、ここはどこなの?と聞くと、
なんとかツアーカンパニーだよ、と。



嫌な予感がする。


というか、猛烈に嫌な予感がする。




とりあえずオフィスの人間に今日の宿はどこか空いているか聞くと

今日の宿はねえ!

と言われる。


これから3日間の宿と、デリー市内の観光のツアーを組むんなら宿はあるよ、と。



ほー、話にならんぜ、お前さんよ。
そんな話に乗るうちらじゃないぜ、あばよ!



もうどこかのホテルに飛び込んでそのまま泊まってしまおうと。
勢いで開けたオフィスのドアの先には


連れてきたタクシーの運ちゃん含め、
リベート欲しさの悪徳業者達が
オフィスをぐるりと取り囲んでました。



ざっと2~30人。
深夜2時過ぎ。
インドに着いて1時間で結構帰りたくなってますね。



とりあえずドアをそうっと閉めて冷静になってみる。



ここでツアーを契約したとしても、ホテルに連れてってくれる保証はない。
それどころか他の業者と組んで連れまわされて、
お金の限り高額なツアーを組まされる可能性だってある。

これは…割とマジでやばい。

ちなみに一緒に来たインド人はこの辺りで
「じゃあね!頑張って!」
と帰られました。



、りっちー先生と色々話した結果。
地球の歩き方の宿に片っ端から電話してみる。
ある所は安宿なのに一晩2万だ!とか、満室とか電話出なかったりとか。

万策尽きた…。万策もないけど。

オフィスの人間にもう一度話を聞いてみる。
3日間で8000ルピー(約13600円)

もう…策がねえ。

これで契約してホテルに向かうかは賭けだ!
と言う事で契約。
しばらくして怪しげな運転手が登場して、ホテルに向かうぞ、と。



入口の悪徳業者達の注目を浴びながら車に乗り込む。
真っ暗な街をひたすら進む。

頼むからホテルに行ってくれ。

初めての国、初めての場所での濃い時間はやたらと長く感じました。



車で10分、20分ぐらいでしょうか。
怪しげなネオンのホテルの前で降ろされる私たち。

「あした7時に迎えに来るからな」

と言う謎のメッセージを残して彼は去っていきました。
この時点で4時近かったんですけどね。
なんとかホテルに着いた、寝たい。とにかく寝たい。


このりちゃーど先生のぐったりっぷり。
とりあえず寝れる喜び。
インド到着の一日目はこうして更けていくのでした。



なので、絶対に深夜に着いたら空港から出ちゃダメですよ。
今回みたいに税関の前にあるベンチで朝まで居た方がいいですよー。
割と居ましたよ、おんなじことしてるインド人。
現地人ですらそんな感じですからね、治安の悪さはそこからご想像ください。



さて、次回のインド過去旅編。
「決戦、悪徳業者のボスなんかにゃ負けないぜ!」
そのうち公開します。続きはこちら
ほいじゃばね~





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