2016年7月21日木曜日

もう山がどかーんって!空がガーンって!の巻。

時刻は深夜2時。
バシスト村を出発する日、
私は野犬だらけのバシスト村中心部の駐車場に居ました。
辺りはお店も閉まって真っ暗。
と言うよりバシスト全体が真っ暗。
みんな早寝早起きなんですよ。


レー行きのバスチケットを取った旅行代理店は
深夜2時にそこの駐車場にバス来るからさ、よろしく!
あと事務所は21時に閉まるけど、それまでは居てていいよ!
って清々しい顔で言ってきました。
深夜2時まで何しよう。
それよりどこで待ってようか。
色々聞くと、ラスタカフェと言う所が夜までやっているそう。
そこに行くと、


営業時間は0時までなんだけど、
入口とか鍵かけないから、2時まで適当に時間潰したら出発すればいいさ!


ってさらっと笑って言うお兄ちゃんかっこよすぎ。
お言葉に甘えさせてもらって時間を潰して、
丁度2時に駐車場に着いたんですが、
まあ時間通りに来ないよね、バス。
真っ暗な駐車場でひとり、深夜2時。
お犬様は一匹吠え始めると
ワオーン!ワンワン!ワンワン!
って大合唱を始める始末。


そんなこんなで30分程遅れてバス到着。
あ、バスって書いてますけど、
日本のハイエースをちょっと長くした感じのバスです。
リクライニングできて15人乗りかな?
インド音楽が大音量で流れる中、いよいよ出発です。



夜の街をさっと抜けて、
車は早くも山間部へ。
結構揺れるけど、ネパールのジャンピングバスほどじゃないかな。(インド国境~カトマンズはこちら、ポカラ~デリーはこちら)
真っ暗なうちは景色も見えないんでひとまず就寝。



3時間ぐらいするとパスポートチェックの時間。
ラダックの辺りは外国人のチェックが厳重で、
レーまでの道すがら何ヵ所かあります。
その度に20~30分程の休憩があるんですが、


ここは、何処っすか?
パスポートチェックの所で標高3000メートル辺り。
見えてる山はほとんどが5000メートルオーバー。
もうスケールがでかすぎて、全く意味がわからん。


一緒のバスのインド人と話してて、
インドだけど、ここはインドじゃないね。
って言ったらめっちゃ納得されました。
その後はパスポート返却されて、出発。



バスの窓からの景色が完全に絵葉書レベル。


景色の素晴らしさも凄いのですが、
こんな荒涼とした山の中に道を造った先人の努力に感銘を受けます。
最初は徒歩で。
ロバで、馬で。
やがて車が通って、
アスファルトを敷いて。
それを富士山の上の標高でやるんですって。
最初は景色を見る度に鳥肌が立ってたんですが、
景色よりも人の凄さですね、鳥肌が立ってたのは。
5000メートルの標高を車で楽に行ける時代。
飛行機にはない感動があります。ぜひぜひ。



ちなみにバスはこんな感じ。
最後尾の私が思うに、
後ろの座席の方が跳ねるみたいです。
ジャンプしたくない方は前の方の席を予約するといいですよー。


そんなこんなでバスは頑張ります。

5328メートル、世界で2番目に標高が高い道路に到着。
ここを過ぎればレーまで3時間ほど。
えっらく寒いです。
ちょっと厚着しといた方がいいですよ。


そして最後の最後に高山病にかかります。
対策で水いっぱい飲んでたんだけどな~。
このあとレーに着いてもフラフラ、
頭痛がやばい、動悸やばい。
近くのゲストハウスに駆け込むと700ルピーって言われる。
シャワートイレ共用でダブルベッド、
綺麗だけど400がいいとこでしょ、って事で交渉開始。
最終的に500になって一泊。
たぶん風邪だったんじゃないかなー。
一晩でケロリ。
そんなこんなで来ちゃった、レー!
今日は王宮まで攻めてきます。
ほいじゃばねー!



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