2016年6月15日水曜日

最後までやってくれるぜインド、の巻。

強力な外的勢力からの妨害にも必死で耐え、
埃と日射し、隣の人からの圧力にも決して屈しない。
そんな力を手にいれる為に私はインドに来たのでしょうか…


否!!


こんな緊張しながら笑顔を向けてくれる子供達のためさ!
しっかしお姉ちゃんすっごいイヤイヤっぽいなあ。
ま、いっか。


あ、無事にダージリンからスィリグリーまでの乗り合いジープに乗れまして。
11人乗ったジープを軽やかに、ギリギリに運転していくお兄ちゃん。
リアル頭文字Dでしたね。
片道3時間ちょいを毎日往復。
運転気を付けてね、お兄やん。


さて、ネパール行くか!とローカルバスを探す。
リキシャとタクシーの運ちゃんをすり抜けながら、
ローカルのバス停を聞くと
「こっちだ!」
というおっちゃん発見。
おいちゃんについてくと、バスターミナルみたいな所に到着。
おっちゃんに
「おっちゃんありがとー、あとは適当に探せるから大丈夫だよー」
すると
「いや、こっちだ、ついてこい!」


よくインドだと知らない人から案内されても騙されるだけ。なんてデマが飛び交ってますけどね。
私はむしろ積極的に聞いてます。
それが客引きだとしても行先ぐらいは割としっかり教えてくれる。
何人かに聞いた方が一人で右往左往するよりもはるかに効率的だし安全です。
ただ、全体から見たらすごく少数なんですが、いわゆる悪徳業者、詐欺業者というのも存在します。
今回の事例もまさにこれ。
皆様も胡散臭い業者にはお気をつけ下さい。


「こっちだ!」
おっちゃんに言われるままターミナルの建物の中へ。
この時点では悪徳業者率30%。
建物の先にもうひとつバスプール的な場所があるのかも知れない。
「もうすこしだ、こっちこっち」
更に建物の奥へ。この時点で悪徳業者率90%。
ここで帰ってもよかったんだけど、
20キロの荷物と、乗り合いジープの尻の痛みを犠牲にここまで歩いた分はキッチリ文句言ってやろうと、構わず進軍。


「さあ着いたよ」
はい、安定の旅行代理店窓口ですね。
さあ、ここから始まるよ!
「ローカルのバス停って言ったよね?ローカルのバスチケットも扱ってるの?」
「国境まではローカルは出てないんだよ
「へーそうなんだー、いくらなの?」
「今日は400ルピーだ!


あんまりアホらし過ぎて何も言わずに出る。
「へいミスター!350ルピーでどうだ!
おっさんはなかまをよんだ!
「ミスター!安いよ安いよ!」
ここでぺかるさんの堪忍袋が切れます。
近くの無関係のおっちゃんに国境までのローカルバスの値段を聞く。


「いいとこ50ルピーかそこらかなー」


すかさず業者に向き直る。
「ないはずのローカルバスがお前らの値段よりはるかに安い値段で出てるみたいなんだけどなんなのこれ?」


業者「そんなバスはない、嘘だ。」
業者2「うちらはプロだ、そんなバスは知らない」


どの口が言ってんだこの野郎!!
インド来て一番切れました。
「おめーらがそんな浅はかな手口で日銭稼ぐからインドで詐欺だ悪徳業者だってみんな警戒して楽しめねえんだろ?てめーらで自分の国の評判下げてることにいい加減気付けアホ野郎!」
相変わらず全部日本語でね。
したら業者のおっちゃん
「じゃあ200ルピー!」
はいはい、安い安い。
何故かギャラリーできてましたね。こわいこわい。


別にそういうバスを必要としてる人もいると思うんですよ。
ローカルで混んでいるバスよりは多少高くても座れるのがいい、とかって人は。
でもローカルがないだの、嘘をついてまで騙そうとする奴は大嫌い。
あと外人だから金持ってるから多少騙してもいいや、って考えとか本当に滅んで欲しい。バルスって言いたいぐらい滅んで欲しい。
たった数百円でも、嘘つかれて騙される為に日本で頑張って仕事してきたんじゃないし。
そんなお金は一円だって持ち合わせてないよ。



謎のインド人ギャラリーを追いやって、改めて他のおっちゃんに国境行のバスの場所を聞く。
「こっちだよ」
大通りまで一緒に出て、
「そこだよ」
って。大半はこんな優しいインド人です。
ターミナルからわざわざありがとね、ってお礼言うと
「いいのいいの、俺の店そこだから」
目の前のお肉屋さん。
この人はバスターミナルで何してたんだろ?
まあ平和だってことですね。


まもなくバス到着。
席なんて埋まってるぜ!
一時間半揺られて、国境の街パニタンキ到着。
国境まで500メートルぐらいかな?
なのにやたらリキシャのおっちゃんに声かけられる。
あ、インドのイミグレでパスポートのコピーとビザのコピー必要なんで、行く方は持ってってね!
インドのイミグレ。
この看板の向かいぐらいにコピー屋もあるんで、行く前にコピーね!
イミグレは3分で完了。ゆるすぎ。
よーし、インドさよなら!
この橋を渡ればネパール。


県境とか、やっぱり境ってテンション上がりますよね。
この橋の何処かに
ここからネパール!
的な物があるか期待したんですが、何もありませんでした。
まあよくあるよくある。
橋の上からインド側。
さよなら、インド!
おいでませネパール。
おや、なんだろう、なんか風を感じる。
さわやかな風。
ネパールが歓迎してくれてるぜ!
それでは次回、激戦!ネパール国境防衛戦~闇夜からの迷走~をお楽しみに!
そいじゃばねー!

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